グローバル教育

留学と海外インターンシップ

Studying Abroad


留学と海外インターンシップ

 異文化と直接向き合いながら思考力や発信力を鍛えていくうえで、海外留学は一つの重要な選択肢です。埼玉大学では教養学部を中心に、海外の各地域の大学とのネットワークを作ってきました。現在では、埼玉大学の学費だけで(=留学先の大学における授業料なしに)協定校へ留学できるようになっています。また、留学先の大学で修得した単位は、教養学部を卒業するための単位として認定されます。半年や1年という長期の留学をはさんでも、4年間で卒業できる仕組みを整えています。
 さらに教養学部では、海外の公的機関や日本企業の海外支社などで就業体験を行う「海外インターンシップ」を推奨しています。より仕事の現場に密着したかたちでグローバル化する社会を体験することは、将来の職業選択を考えるための貴重な経験であると考えています。

埼玉大学の海外派遣留学先

 埼玉大学は、外国の大学等の教育研究機関との間で、大学間又は部局間の学術交流協定を締結しています。2023年12月31日現在、122の大学間交流協定校と45の部局間交流協定校を世界各国に持ち、多くの学生を授業料相互不徴収の交換留学生として、長期留学(半年以上)に送り出してきました。
 本学の留学支援には十分な経験の蓄積があり、円滑なプログラムの実施が可能です。

※左図をクリック(タップ)すると、埼玉大学の海外協定校を示した拡大して表示されます。下のボタンをクリック(タップ)すると、埼玉大学の海外派遣留学先一覧のページをご覧いただけます。

論文集 『私たちは未来を切り開く ~コロナ禍で見えた社会、世界、学び~』

 新型コロナウイルス感染拡大の影響下にあった2020(令和2)年度、協定校へ留学中だった学生、また留学準備をしていた学生が、どのように困難と向きあってきたかを記録するため、有志を募り、論文集を作成しました。
学生たちはこれまでに経験をしたことのない困難の中でも、多くの学びを得ることができました。そんな学生たちの視点から見たコロナ禍における学びや留学について、ご一読いただけますと幸いです。

海外フィールドワーク

 教養学部には海外フィールドワークを行う授業もあります。これまで、東南アジア・南アジア・中東・アフリカといった地域での海外フィールドワークを行い、多数の学生が参加してきました。各自の関心を深めた研究成果をぜひご覧ください。

※写真をクリック(タップ)すると、拡大して表示されます。

留学体験記

鈴木詩織/すずき・しおり
グローバル・ガバナンス専修課程  国際開発論専攻

留学先:マンチェスター大学(イギリス)
期 間:2022年9月27日〜2023年6月7日


挑戦し経験することが成長に繋がる

 留学期間は、自己を見つめる貴重な時間でした。授業中のスピードの速いディスカッションについていくのに必死でしたが、失敗しても気にしないマインドセットを持つことで、自信をもって発言できるようになりました。さらに、マンチェスターは世界中から留学生が集まる場でした。異なるバックグラウンドを持つ人々と交流する中で、多様な経歴や価値観に触れ人生を振り返ると同時に、将来について深く考えさせられました。留学を終え、やらないで何も得ないより、失敗しても良いから挑戦し経験することが成長に繋がると感じています。

木曽倭人/きそ・やまと
グローバル・ガバナンス専修課程  国際関係論専攻

留学先:ワイオミング大学(アメリカ)
期 間:2022年1月12日〜2022年5月16日


ハングリー精神を持つこと

 留学を通じて、「貪欲にチャンスを掴みに行く姿勢」を学びました。とりわけ私の心を動かしたのは、世界各地から来ていた留学生です。一人一人が夢や情熱を持っており、何事にも臆さずにチャレンジしていく姿に感銘を受けました。私自身も授業への積極的な参加はもちろん、学内アルバイトや国際交流イベントの企画立案を担当するなど、できる限りのことに挑戦し続けました。「常に自分からチャンスを掴みに行く」という強い決意があったからこそ、コロナ禍でイレギュラーの多い中で、実りの多い有意義な留学生活を実現することができたと考えています。

常盤佳紗音/ときわ・かさね
ヨーロッパ・アメリカ文化専修課程  ヨーロッパ文化専攻

留学先:マンチェスター大学(イギリス)
期 間:2021年9月17日〜2022年6月10日


選択肢は無限大

 留学で学んだことは多くありますが、行動力を持つことの重要性に気づきました。大学で年齢も国籍も異なる人と出会い、日本で当たり前だと思っていた生き方が自分の人生の選択肢を狭めていると気づきました。うまくいくか分からなくても一度きりの人生を後悔しないように、やりたいと思ったことは挑戦していこうと考えるようになりました。また、自分の興味のある分野を専門的に学んだことで、もっと学びたいという気持ちや、将来の夢を見つけることが出来ました。留学に行ってなければ気づけなかった、新しい選択肢や出会いは人生の宝になりました。

川部航太/かわべ・こうた
グローバル・ガバナンス専修課程  国際関係論専攻

留学先:マサチューセッツ大学ボストン校(アメリカ)
期 間:2019年9月4日〜2020年3月24日


敬意を持って接すること

 私の留学先は都会のボストンということもあり人種に多様性がありました。その中でつくづく感じたのは「アメリカ人」とは誰なのか、その定義は何なのかということです。本人はアメリカ生まれ・育ちであっても両親が中国や中米諸国出身という友人がとても多く、また、自分自身のルーツに関心を持ちアイデンティティとしていました。そうした友人達との交流の経験から、何人であるかということそれ自体が重要なのではなく、相手の持つバックグラウンドを知り感覚や価値観、信念を理解しようと努め、敬意を持って接する姿勢が重要だと感じました。

福島一紗/ふくしま・かずさ
ヨーロッパ・アメリカ文化専修課程  ヨーロッパ文化専攻

留学先:グリフィス大学(オーストラリア)
期 間:2019年7月8日〜2019年10月30日


新しい自分に出会えた留学生活

 留学に行って一番良かったことは視野が広がったことです。オーストラリアの人々は食べ物や洋服など生活スタイルが多様で、皆が自分の「好き」を大切にしていました。そのため以前は人に影響されやすい性格だった私も、自分の興味・関心があることや「好き」なことを大切にするようになりました。また慎重で優柔不断な性格でしたが、失敗を乗り越えることで自分の成長が感じられ、チャレンジに対して前向きになりました。留学は私の考え方を変え新しい世界を開いてくれました。後輩の皆さんにもぜひ新しい世界へ飛び込んでいただきたいです。

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