グローバル・ガバナンス専修課程

この専修で学ぶこと

この専修で学ぶこと

「グローバル・ガバナンス」とは、国境を超えて広がるさまざまな問題に取り組むための、新しい枠組みのことです。現代社会における企業やNGOは、ひとつの国という枠を超えて活動しています。また、世界金融危機のように、ひとつの国の問題が世界に波及する度合いも格段に高まっています。

人・モノ・カネ・情報が国境を越えて行き交うグローバル化の時代においては、一国という単位では解決できないような、多くの重要問題(たとえば、環境問題、国際テロ問題、難民問題など)が発生しているのです。これらにどのようにして対処していくのかを考えるのが、グローバル・ガバナンスです。将来、世界連邦政府のようなものができれば、それが地球全体を統治できるようになるのかもしれません。しかし、現状では、それぞれ独立した主体である国家、企業、NGO、個人などが、どのような仕組みを作り、どのように協調しながら国際的な諸問題に対処していくかを考えるのが現実的な課題です。

グローバルに展開される複雑な世界を読み解く方法と知識をしっかりと身につけ、国内外を問わずさまざまな場所でグローバル・ガバナンスに貢献できるようになること ― これがグローバル・ガバナンス専修課程の教育理念です。

教育の特色とカリキュラム

教育の特色
グローバル・ガバナンス専修課程では、まず「論理的思考能力」「コミュニケーション手段としての英語力」「ユニバーサルに通用する体系的知識」という3つの基礎力を鍛えます。そして、厳格な成績評価基準のもと、多くの課題と取り組むことで知的な実力とバイタリティを養います。また、社会科学の視点と学際性を重視するとともに、授業の3分の1を英語で展開することによって、グローバルな課題に取り組むうえで欠かせない英語力を強化します。
カリキュラム
グローバル・ガバナンス専修課程は、国際関係論専攻と国際開発論専攻という2つの専攻によって構成されています。国際関係論専攻では、戦争と平和など地球規模での統治全般に係わる理論的・実証的理解に重点を置きます。国際開発論専攻では、途上国の貧困問題など地球規模での開発協力に係わる理論的・実証的理解に重点を置きます。専攻は2つに分かれていますが、両者は密接な連携関係にあり、教育プログラムも一体です。

「国際法学入門」などの入門科目、研究・分析方法を実践的に学ぶための授業、英語を中心とする語学の授業によってしっかり土台を作ったうえで、より専門的な講義(概論および特論)によって体系的な知識と応用力の基盤を獲得し、さらに演習や卒業研究で自分の研究テーマを主体的に探究する ― このように本専修課程では、卒業するまでに段階を踏んで専門知識を着実に身につけるためのカリキュラムを提供しています。

[専攻紹介] 国際関係論専攻

グローバル社会を生き抜く叡智を養うために

一般入試について

国際関係論とは、人類初の大規模な惨劇をもたらした第一次世界大戦を契機に誕生した学問分野です。「どうしたら悲惨な戦争を回避し平和な世界を構築できるのか」という問いかけが、国際関係論誕生の大きな原動力となりました。その後の第二次世界大戦や冷戦を経て、なぜ国家間の対立や紛争が武力衝突に発展するのか、逆に紛争を平和的に処理したり、協調を実現したりするためにはどのような条件や制度が必要なのか、といった課題に多くの研究成果が蓄積されてきました。その一方で、冷戦後の世界では、単に国家間の戦争を回避するというだけでなく、政治・経済・人権・環境分野などにおけるグローバルな共通課題に直面することが増えてきました。これらを踏まえた上で、本専攻では、「戦争と平和」を含む地球規模での統治全般に係わる理論的・実証的理解を深めてゆきます。

専任教員 (名前をクリックすると研究者総覧にジャンプします)

主な授業科目

  • 国際政治学概論
  • 国際組織法
  • 現代国際政治史
  • 国際法学演習
  • 国際政治学演習

[専攻紹介] 国際開発論専攻

立派な国際人である前に、立派な人間に

国際開発論専攻

国際開発論とは、発展途上国の経済発展や援助政策を研究する学問の総称です。冷戦の終結とともに市場経済は世界大に拡大し、国境を超えたモノ・人・金・情報の流れは加速度的に進化しています。BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)の台頭に象徴されるように、経済のグローバル化は先進国に限られない多くの国や人々に恩恵をもたらしています。その一方で、途上国地域には依然として低開発から脱却できず、貧困や飢餓、環境破壊や紛争に苦しめられている人々が少なくありません。このような先進国と途上国の経済格差や、途上国地域が抱える諸問題の原因を究明し、より公正なグローバル経済社会の構築につながる国際協力や開発援助を構想するのが、国際開発論専攻のねらいです。

専任教員 (名前をクリックすると研究者総覧にジャンプします)

主な授業科目

  • 国際開発学入門
  • 国際開発政策論
  • Principles of Econometrics: Learning and Practicing
  • Introduction to Development Economics
  • Seminar in Development Economics

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